足首の骨折

  1. 足首捻挫後に痛みが引かない
  2. 足をつくと強い痛みが出る
  3. 足首を動かすと激痛が走る
  4. くるぶしの骨に痛みがある
  5. 骨を押すと強い痛みが出る

足首の捻挫は、運動中や日常生活でも多く発生します。その際に、捻挫と同時に骨が折れてしまうケースは少なくありません。

痛みや症状を適切に判断した上で、精密な検査・骨折の判断を行っていきます。

足首の捻挫後の痛みが引かなくて悩んでいる方は、最後までご覧ください。

足首捻挫の原因

足首捻挫は、主にバランスを崩した際に発生するケガです。

外側もしくは内側の靭帯を損傷するため、強い腫れや内出血、痛みが出現します。

足首の捻挫【外側】
足首の捻挫【内側】

その中でも痛みが強く、症状が引かないと悩むケースも少なくありません。そんな時に発生しがちなのが、捻挫に伴った骨折です。

これは、「捻挫と思っていたけど折れていた。」という流れが多く、初期では見逃されていることが多いです。状態によって判断可能な場合もありますが、捻挫と同様な症状である場合が多いため、鑑別が難しくなってきます。

足首の骨折

足首の捻挫とともに折れてしまうケースでは、靭帯の強い牽引力によって骨を損傷してしまいます。

足首捻挫との大きな違いとして、骨にかけた時の圧で強い痛みを感じるということです。限局性圧痛といい、骨折の鑑別の際に用いる判断材料のひとつです。

足首骨折の種類

足首の骨折として、足関節果部骨折というのがあります。
種類は以下のようになっています。

内果骨折・・・くるぶし内側(外返し捻挫で発生)
外果骨折・・・くるぶし外側(内返し捻挫で発生)

果部骨折の鑑別

果部骨折の鑑別には、レントゲン検査が一般的です。レントゲン撮影を用いて、骨折の有無を判断していきます。

状態によって、保存療法か手術を行うかの判断になってきます。早期回復が条件(運動している学生等)の場合、手術を選択することになってきます。

一般的には、固定を行い患部の安静を図りながら治療を行っていきます。

足首の捻挫をしたら・・・

足首の捻挫と骨折は、表裏一体で出ている症状などで判断していきます。状態を把握した上で検査や治療方針を決定する必要がありますので、足関節捻挫でお悩みの際には当院へ一度ご相談ください。