肩関節脱臼

スポーツは健康的な生活にとって重要ですが、特定の競技では肩関節前方脱臼のリスクが高まります。今回は、肩の脱臼に関連するスポーツ、その原因、症状、そして予防法について探っていきます。

肩関節前方脱臼とは？

まずはじめに、肩関節前方脱臼について概要をご紹介します。

肩関節前方脱臼とは、肩の上腕骨が肩甲骨のくぼみから前方に外れる状態を指します。

スポーツ中の特定の動作や転倒時が原因で起こることが多いケガです。

発生しやすいスポーツ競技

では､どんな競技で肩関節前方脱臼が発生するのかをご紹介します。

• ラグビー: 接触が激しく、肩への衝撃が多いため、脱臼のリスクが高い競技の一つです。
• バレーボール: スパイクやブロック時のジャンプと着地によって、肩に負担がかかります。
• アメリカンフットボール: タックルやブロックでの強い衝撃が、肩関節脱臼を引き起こす可能性があります。
• サッカー: プレーヤー同士の接触や転倒時の肩への衝撃が、脱臼の原因となることがあります。
• スキー・スノーボード: 転倒時の着地によって、肩に大きな負担がかかります。

肩関節前方脱臼の症状

肩関節前方脱臼後は､以下の症状が出てきます。

• 強い痛み
• 可動域の制限
• 腫れと変形

脱臼をしている場合には､服を脱いだ時に外見上で明らかに変形しているので見ただけで分かります。

その場合には､無理に動かすことなく処置を待ちましょう。
一般的には､肘を曲げて肘の下を手で支える状態が望ましいです。

肩関節前方脱臼の処置方法

肩関節前方脱臼の場合、接骨院や整形外科にて整復処置を行います。

整復処置を行った後には、骨が元の位置へ戻りますが一定期間の固定も必要になるため､包帯やサポーターを用いて安静を図ります。

はっとり鍼灸接骨院では、全院脱臼・骨折処置ができるのでケガなどでお悩みの際には当院へ一度ご相談ください。

予防法

肩関節前方脱臼後は､脱臼の中でも好発しやすいため､予防方法も大切です。
再発リスクを下げる意味でも､必ず行うようにしましょう。

1. 筋力トレーニング: 肩周りの筋肉を強化することで、再発のリスクを減らします。
2. 適切なトレーニングと技術: 正しい姿勢や動作を身につけることが、肩関節脱臼の予防につながります。
3. ウォーミングアップとストレッチ: スポーツ活動前後に行うことで、筋肉を準備し肩への負担を軽減します。

当院では、脱臼後のリハビリやサポートも行っておりますので､不安な方は気軽にご相談ください。

肩関節脱臼に注意

スポーツでの肩関節前方脱臼は、特定の競技においてよく見られる怪我の一つです。適切なトレーニングと予防法の実施が再発を防ぐ鍵となります。

安全な競技と健康的な身体作りに努めましょう。