タナ障害
- 膝を動かすと音が鳴る
- 歩いている時に膝が痛む
- 膝が引っ掛かる感覚がある
- 膝のお皿の内側が痛む
- 指で膝を押すと痛む
タナ障害は、滑膜ヒダと呼ばれる箇所の痛みです。
特に大きな原因で発生するわけではありません。スポーツの繰り返し動作や日常生活動作の摩擦によって膝に痛みが出てきます。
タナ障害の症状
タナ障害は以下のような症状が出てきます。
- 歩くと痛みが出てくる
- 屈伸時に音が鳴る
- 膝に引っかかり感がある
- ランニング中に痛みが出る
- 膝の内側を押すと痛む
タナ障害の大きな特徴は、膝の内側に痛みが出ることです。その理由として、滑膜ヒダがお膝のお皿に沿うように付着しているからです。
症状が出始めた時は、痛みよりも違和感が強い傾向があります。
初期症状は、膝の引っ掛かり感と屈伸時の音が鳴ることです。その状態を放置してしまうと、次第に痛みへと変わっていくため、適切な治療をすることが大切になります。
タナ障害の原因
タナ障害の原因は以下のようなことが考えられます。
- 運動量の増加
- 膝の曲げ伸ばしの繰り返し
- 運動後のケア不足
- ももの筋肉の緊張増加
- ウォーミングアップ不足
タナ障害になってしまう多くの方が、日頃のケアが不足していることが多いです。
運動量の増加に対して、ウォーミングアップやクールダウンを行なっていない場合、筋肉の緊張は強くなりやすいです。
その繰り返しによって、滑膜ヒダに摩擦が生じ続け、痛みとして出てくるようになります。
滑膜ヒダとは?
滑膜ヒダは、関節包の内側に存在しています。
約50%の人に、滑膜ヒダが存在しており滑膜との密接な関係性を持っています。
※滑膜とは・・・
関節包を覆う膜状の組織です。滑液と呼ばれる関節を動かす上で必要な潤滑油を作り出す役割を持っています。滑液には、ヒアルロン酸などが含まれており、本来身体から自然分泌される液体です。
タナ障害の施術
タナ障害の施術は、主に超音波を使用することが多いです。
痛みが出てくる初期段階では、運動の安静と治療に専念します。
2週間前後で改善することが多く、その後も不安定感が出ている場合には、運動時にテーピングを行なうことが一般的です。
また、タナ障害は反復した動作によって発症するため、運動復帰後もウォーミングアップやクールダウンなどを入念に行なうようにします。
タナ障害のQ&A
- タナ障害は運動しながら治せますか?
- 出ている痛みの状態によります。日常生活で痛みを感じない場合には、テーピングの処置をしてから運動することができます。
- タナ障害はどの年齢で発生しますか?
- タナ障害の好発年齢は、12歳~18歳です。運動を盛んに行なう中高生に発生することが多いため、放置せずに適切な処置をすることで早期に改善します。
タナ障害で悩んだら
タナ障害かも?と悩んでいる場合には、はっとりはりきゅう接骨院へ一度ご相談ください。
はっとりグループでは、原因となっている箇所の説明・施術経過説明・自宅でのケア方法などをお伝えさせていただきますのでお身体の根本的な改善までサポートをさせていただきます。
身体の気になる痛みや不調もご相談いただけます。気軽にはっとりグループへお問合せください。