中足骨疲労骨折


- 足の甲が痛くて悩んでいる
- 足の甲が腫れている気がする
- 足をつくと強い痛みを感じる
- 体を切り返す際に足が痛む
- 運動をしていると足が痛む
中足骨の疲労骨折は、中学生から高校生くらいに好発する骨折です。
最初は、痛みよりも違和感から始まることが多く、次第に腫れや痛みが強くなっていきます。中足骨疲労骨折の原因・症状・治療方法などについて詳しくご紹介していきます。
中足骨疲労骨折の原因

中足骨の疲労骨折は、以下のような原因で発生してきます。
- ランニング
- ダッシュ
- ジャンプ
- 身体の切り返し
中学生から高校生にかけて部活動やクラブチームによる、運動量増加が大きな原因となってきます。オーバーユースからくる骨折の場合、痛みを感じにくかったり症状の悪化を見過ごしているケースは多くあります。
中足骨疲労骨折の症状

中足骨の疲労骨折の症状は以下になります。
- 足の甲が腫れている
- 体重をかけると痛む
- 足の甲に圧痛が出る
- 足の甲に熱感がある
疲労骨折の場合、運動時に感じる痛みだけでなく上記のようなものが出てきます。
「腫れが強く、痛みが引かない」という理由で来院することが多いです。
中足骨疲労骨折の診断と部位

疲労骨折の診断は、レントゲン検査・MRI検査などを実施します。
好発部位は、第3中足骨・第4中足骨・第5中足骨です。気づいたときには、症状が進行している場合が多く、症状の改善・リハビリも含めると約3ヶ月程度かかります。
治療方法・リハビリ

中足骨の疲労骨折は診断後から、運動を禁止し安静を図ります。
患部に対しては、低出力超音波と温熱療法、包帯固定を行います。歩行時の強い痛みがある場合には、松葉杖を使用することもあります。
定期的なレントゲン検査を行いながら、リハビリ時期や治療方法の変更を判断していきます。
リハビリの内容
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リハビリ初期
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自動運動・他動運動をメインとし、足全体の動きを獲得していきます。また、状態が改善していくとともに、足趾の運動を取り入れ中足部の骨間筋の働きを強化していきます。
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リハビリ内容の移行
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機能回復に必要な運動動作(歩行・ジャンプ・ランニング・ダッシュ)を行っていきます。
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リハビリによる運動機能強化
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その後、痛みの消失・骨の癒合状況を見ながら競技に合わせたリハビリで運動機能の強化(切り返し動作など)をしていきます。再発リスクを抑えるために、運動復帰するまではここまでのリハビリが必須と言えます。
中足骨疲労骨折で悩んだら
中足骨の疲労骨折で悩んでいる場合には、はっとりはりきゅう接骨院へ一度ご相談ください。
当院では、骨折の初期処置からリハビリまでを含めトータルサポートが可能です。痛みが取れたら終了ではなく、運動競技の動作獲得までサポートしておりますので、気軽にご相談ください。