疲労骨折

  1. 運動をすると痛みを感じる
  2. 足の痛みが続いている
  3. 歩いているだけで痛みが出てくる
  4. 痛みが長い期間続いている
  5. 運動量が増えてから痛みが出てきた

疲労骨折という言葉は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?

文字通り疲労が蓄積したことによる骨折のことを指します。疲労骨折は軽微な負荷がかかり続けることで知らぬ間に骨に傷がつくという特徴があります。

中学生~高校生に好発しやすく、部活動などで運動量が増えるのと同時にカラダの成長も伴うため注意が必要になります。

疲労骨折の発生箇所

疲労骨折は、身体の様々な箇所で発生します。

腰以外の疲労骨折は以下の図のような発生頻度になっています。

腰の疲労骨折(腰椎分離症)・中足骨の疲労骨折・脛骨の疲労骨折の3つが比較的発生しやすい骨折になっています。

疲労骨折の特徴としとは、初期は痛みよりも違和感が強いため注意するようにしましょう。

中学生や高校生は痛みを我慢して運動してしまうケースも多く、知らぬ間にひどくなってしまっていることも珍しくありません。違和感を感じている学生は、当院へ一度ご相談ください。

疲労骨折の症状

疲労骨折は以下のような症状が出てきます。

  • 骨に沿った痛みを感じる
  • 運動していると痛みを感じる
  • 歩いているだけで響く
  • 特定の動きで痛みが出てくる
  • シップを貼っても良くならない

疲労骨折の場合には、休んでも痛みが変わらなかったり、徐々に痛みが酷くなることも多いです。

骨の痛みかどうかの判断は、レントゲンなどの撮影が必要になります。

また、初期の場合疲労骨折はレントゲン撮影をしても映らない場合もあります。そのようなことも含め当院へ一度ご相談ください。

現在の状態を確認させていただき、レントゲン撮影が必要な場合には紹介状作成をいたします。(紹介状作成は無料)

疲労骨折の原因

  1. 反復的に同じ動作の練習をしている
  2. コンクリートの上でダッシュをすることが多い
  3. ジャンプ動作を繰り返している
  4. カラダを切り返す動作を繰り返している
  5. 筋肉の柔軟性の低下
  6. 足に合っていないシューズを使用
  7. 左右の筋肉量の違い

疲労骨折は、上記のような様々な原因で発生します。

痛みの原因はこれ以外にもありますが、代表的なものが上記の7つになります。

特に運動量が増える時期は注意する必要があります。

注意POINT
・中学生から高校生になるタイミング
・大会前の時期の運動量増加
・OFF期間のトレーニング量増加
この期間は、運動量と身体の成長のバランスが崩れることで発生します。

疲労骨折の治療方法

疲労骨折の場合には、低出力超音波療法を行なうことが多いです。

当院では、包帯や固定材を用いた固定だけでなく、骨の治癒を促進させる機械を使用します。

【低出力超音波】
低出力超音波の特徴として、骨癒合までの期間を40%短縮すると言われています
1回の照射時間を20分以上設けることで効果が出てきます
当院では、疲労骨折の患者さまには必ず使用する治療方法になります
※無痛治療器になるので、痛みは伴いません

疲労骨折の注意点

疲労骨折は、痛みが徐々に出てくるのが特徴的です。違和感が出始めている時に治療を開始するのと、痛みが強くなってから治療をするのでは治療期間が大きく異なります。

そのため、足の甲・スネ・腰の痛みが気になる中学生・高校生は一度当院へご相談ください。

疲労骨折手前の状態でも、一定の治療期間が求められるため我慢することなく早めにご相談ください。

お身体のことで悩んでいる方は、相談だけでも結構ですので当院へ一度ご連絡ください。

疲労骨折Q&A

疲労骨折は治りますか?
疲労骨折は治ります。ですが、正しい治療期間を設けない場合に、骨が肥厚してしまったりなどのリスクもあるため、しっかりと治療することが大切です。
疲労骨折かどうか不安です
疲労骨折かどうかの判断は、レントゲン撮影や徒手検査を実施します。
稀にレントゲンに上手く映らなかった骨折もあるため、2種類の検査をする必要があります。

疲労骨折で悩んでいる場合、相談でもOKですので気軽にお尋ねください。