舟状骨骨折

  1. 転倒して手をついた際に負傷した
  2. 手をつくと強い痛みが出る
  3. 手のひらを押すと痛みが出る
  4. 手のひらの痛みはあるけど内出血は無い
  5. 手の痛みはあるけど腫れていない

手の舟状骨骨折の場合、注意しなくてはいけない点がいくつかあります。
腫れや内出血を伴わないことが多いため、気付くのが遅れてしまうこともあります。

折れる場所によっては、治りにくい骨折としても有名なので注意が必要です。

舟状骨骨折の原因

  1. 運動をしていて転倒時に手をついたとき
  2. 歩行中にバランスを崩して手をついたとき
  3. 交通事故で転倒し手をついたとき

舟状骨骨折は、基本的に手をついた際に負傷します。舟状骨とは小さな骨なので、転倒時に骨が大きくずれるような骨折にはなりません。

そのため、症状や初期の精密な検査(レントゲンやMRI)がとても重要になってきます。

舟状骨骨折の症状

  • 手首の痛み、特に押さえると痛む
  • 荷重時に強い痛み
  • 手首の動きが制限される
  • 握力の低下

舟状骨骨折の場合、強い内出血や腫れが出てこない場合があります。

基本的に舟状骨部の限局的な圧痛がある場合には、精密な検査対象となってきます。

舟状骨骨折の治療

舟状骨骨折の際には、手首の制限も含めて固定を行います。

舟状骨は骨折箇所によっては、予後不良となる可能性があるため慎重に治療を進めていく必要があります。

一定期間での、レントゲン検査と固定・低出力超音波などの治療を併用しながら、状態に合わせてリハビリへ移行していきます。

骨折からリハビリまでも含めると、3ヶ月程度は必ず必要な期間となってきます。

舟状骨骨折のリハビリ

舟状骨骨折のリハビリは、まず手指の運動から始めていき、徐々に抵抗力を加えて行っていきます。

リハビリは、機能回復だけではありません。
元の生活や運動レベルに復帰できるようになるまで考えることがとても大切になってきます。

当院では、お一人お一人の状態に合わせて舟状骨骨折の治療・リハビリを行っております。

舟状骨骨折で困ったら・・・

もし、「折れているか心配・・・」という方は、当院で確認したのち、必要に応じてもレントゲン検査やMRI検査などに精通しているドクターのご紹介も可能です。

舟状骨骨折に限らず、様々な骨折・脱臼症状にも対応できますので、気軽にご相談ください。