腱板損傷
- 最近、肩を動かすと痛む
- 肩の痛みがずっと気になる
- 運動する時に痛みを感じる
- 肩の可動域が狭くなってきた
- 肩の違和感を感じ始めた
腱板損傷は、日常生活・スポーツ中など様々なシーンで起こる痛みです。
※腱板とは・・・肩関節の安定性に関与するインナーマッスル(内側の筋肉)のことです。4つの筋肉で構成されており、ひとつひとつは大きな筋肉ではありませんが重要な役割を持っています。
腱板断裂してしまうと、自力での肩の挙上動作が困難になるので、断裂する前に処置する必要があります。
【もくじ】
腱板損傷の原因
まず、腱板損傷の原因をご紹介していきます。以下の2つによって腱板損傷は起こります。
- 外傷: 転倒や接触による衝撃、スポーツ中の急激な動きなどが原因となることがあります。
- 加齢: 腱板の劣化や変性が加齢とともに起こりやすくなります。
加齢に伴う腱板損傷については、気付かないうちに断裂していて、腕が上がりにくいという訴える方もいらっしゃいます。
腱板損傷の症状
腱板損傷時は、痛みが特徴的です。
基本的には、肩関節の外転(外に動かす動作)の時に痛みを感じることが多いです。
- 痛み: 肩の動かし方に応じて変化する痛みが特徴です。
- 可動域の制限: 肩の動かす際に制限が生じます。
- 腫れや炎症: 損傷部位での腫れや炎症が現れることがあります。
腱板損傷の対策方法
腱板損傷時の対策はどうすればいいのかをご紹介していきます。
- 専門家への受診:腱板損傷は、筋肉が原因であるためMRI検査によって詳細が分かります
- 肩の適切な施術:マッサージや矯正といった施術では絶対に改善しないので注意しましょう
- 肩のリハビリ:痛みの除去だけでなく、最終的な肩の動きの獲得が重要です
腱板損傷のリハビリ
腱板損傷のリハビリは、初期は負荷をかけることなく自動運動(ご自身で動かす運動)から始めていき、徐々に抵抗運動に移行していきます。
最終的には、日常生活や運動動作に合わせた肩関節の動きの獲得を目指します。
- 可動域の回復: 柔軟性と可動域を向上させるためのエクササイズが行われます。
- 筋力トレーニング: 肩周りの筋肉を強化することで安定性を向上させます。
- 機能訓練: 日常生活における肩の機能を回復させるためのトレーニングが含まれます。
腱板損傷は肩の重要な損傷の一つであり、適切な治療とリハビリが根本的な改善する際に大切になります。
むやみに個人レベルでのリハビリは症状悪化や改善の遅れなどが発生する可能性があるので注意しましょう。
腱板損傷のリハビリ内容
1.可動域の回復
- パッセィブストレッチング: 手技や器具を使ったストレッチングを行い、肩の可動域を広げます。
- アクティブストレッチング: 自分で行うストレッチや、軽い運動を通じて柔軟性を向上させます。
2.筋力トレーニング
- ローターカフ筋肉の強化: 肩の周りにあるローターカフ筋肉(四つの筋肉群)を重点的にトレーニングします。
- 抵抗を使ったトレーニング: ゴムバンドやウェイトを使って、肩の筋肉を強化します。
3.機能訓練
- バランスと安定性のトレーニング: バランスボードや不安定な台の上でのトレーニングを行い、肩の安定性を向上させます。
- 日常生活の機能回復: 日常動作の中での肩の動きをトレーニングし、実用的な機能性を向上させます。
4.スポーツや特定の活動への適応
- スポーツ特化のトレーニング: 患者さまの希望や要望に応じて、特定のスポーツや活動に適応したトレーニングを行います。
- 技術の改善: スポーツや特定の活動に関連する動作や技術の改善に焦点を当てます。
5.持続的なフォローアップと調整
- リハビリプランの調整: 状態の変化に応じて、リハビリプランを調整し、進捗をモニタリングします。
- 定期的なフォローアップ: 治療後も定期的なフォローアップを行い、患者の状態を確認し、適切なアドバイスやケアを提供します。
腱板損傷のリハビリは患者さまの状態や進行具合に応じて異なることがあります。
個々の状況に合わせたプランニングをご提案させていただき、より効果的な方法で進めていきます。
肩の腱板損傷等でお悩みの方は、はっとり鍼灸接骨院へ一度ご相談ください。