下駄骨折【第5中足骨】
- スポーツ中に足を捻って痛めた
- 足の甲の外側が痛む
- 足の外側が腫れている
- 足の外側から内出血が出ている
- 足の外側に強い痛みがある
スポーツ中や日常生活で発生する可能性のある、下駄骨折。
足首を捻るときと同じ原因発生することが多く、捻挫との鑑別が必要になります。
足首の捻挫は、くるぶしの部分の痛みに対し、下駄骨折は足の甲の外側に症状が出てきます。
今回は、下駄骨折の原因・症状・リハビリについて詳しくご紹介していきます。
原因
下駄骨折の原因は多岐にわたりますが、一般的には以下のようなシチュエーションで起こります。
- 直接的な外力が加わることによるもの。例えば、重い物が足に落ちたり、スポーツ中に他の選手の足が上に乗ったりする場合。
- 過剰な回転や捻じれによる間接的な外力。例えば、ダンスやジャンプ中に不適切な着地をした場合。
- 過度の使用や繰り返しのストレス。長距離ランナーやバレエダンサーなど、特定の活動を長期間続けることで微細な骨折が積み重なる場合。
症状
下駄骨折の典型的な症状は以下のとおりです
- 激しい痛み、特に骨折した足を地面につけたときや歩行時
- 強い腫れや熱感
- 地面に触れるときの痛みにより、歩行が困難になる
- 骨折した箇所の内出血
処置内容
下駄骨折の処置は骨折の種類や重症度によって異なりますが、以下の手順に従うことが一般的です:
- 冷却:腫れを抑え、痛みを和らげるために、氷や冷却パックを使用します
- 固定:足を安定させ、動かないようにするための固定材を使用します
- 挙上:腫れを最小限に抑えるために、骨折した足を心臓より高い位置に保ちます
- 手術:骨折が重度で骨が正しい位置にない場合、手術が必要になることがあります
リハビリ
完治に向けたリハビリテーションは、以下のステップで進められます:
- 動きの確認:ギプスやブーツを外した後、徐々に足を動かしていきます
- 動きの回復:徐々に動きを回復させるために自動運動が中心となります
- 強化:骨折した足の筋力を回復させるためのエクササイズを行います
- バランスと調整:足の安定性を高めるためのバランス訓練を行います
- 日常生活への復帰:徐々に日常活動やスポーツへの復帰を目指します
- 機能回復:機能の回復に関しては、競技別に合わせたリハビリが必要です
骨折後のリハビリは、自動運動・抵抗運動・機能向上などフェーズに分けたリハビリが必要になってきます。
リハビリの内容・強度に関しては、状態を確認しながら行っていきます。
下駄骨折の流れ
もし、骨折かも?と思った場合には以下の流れで進めていきます。
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接骨院や整形外科にて骨折の状態を確認する
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接骨院であれば、超音波画像診断装置。
整形外科であれば、レントゲン検査。
これらを行うことで、骨折部位・状態を把握していきます。
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骨折の状態に合わせた固定を行う
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骨折時には、早期の回復に必要な処置があります。
固定材の使用は、足首全体の固定をしていくため広範囲になります。
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骨折の早期回復の機械を用いて治療をしていく
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骨折の治療は、安静だけではありません。
早期回復に必要な低出力超音波を使用していくことで
骨折の治癒期間を40%短縮できるとされています。
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固定除去後は、状態に合わせたリハビリの開始
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状態に合わせたリハビリの開始をしていきます。
リハビリの内容は、他動運動・自動運動・抵抗運動・機能改善運動に分けて行っていきます。
状態に合わせたリハビリは早期回復に必要になってきます。
当院では、骨折・脱臼の処置を行っております。地域の専門家のドクターとも連携しているため、処置をスムーズに行うとともに、早期回復のリハビリまでサポートしております。
骨折かも?とお悩みの方は当院へ一度ご相談ください。