打撲


- 運動中に接触し、ぶつかった所が痛む
- 交通事故で衝突したところが痛む
- 急に物にぶつかり、痛みが出てきた
打撲とは

打撲とは、外力が体表に加わり、皮膚の損傷を伴わずに皮下組織や筋肉、血管が損傷する外傷です。転倒・衝突・スポーツ中の接触などで頻繁に発生します。
皆さんも一度は打撲を経験したことがあるのではないでしょうか?
打撲は数日から1、2週間でよくなりますが初期処置をすれば、早期の回復が可能です。また、健康保険を用いて処置が可能なので子供も大人も場合によっては、受診するのがおすすめです。
この記事では、一般的に発生する打撲に対して、症状や状態について詳しく解説していきます。
主な原因
- 転倒や階段からの落下
- スポーツ中の衝突やボールの直撃
- 日常生活での机・ドア・家具への接触
- 交通事故による衝撃
打撲の主な症状
症状 | 内容 |
---|---|
腫れ(腫脹) | 損傷部位に炎症反応が起き、血管からの漏出液で腫れる |
皮下出血(内出血・青あざ) | 毛細血管が破れて血液が皮膚下に漏れ、紫~青~黄色に変化 |
圧痛(押すと痛む) | 損傷部位に炎症があり、触れたり押したりすると痛む |
運動時痛 | 筋肉や関節が関与する場合、動かすと痛みが強くなる |
可動域制限 | 痛みや腫れにより、関節の動きが制限される場合がある |
熱感・発赤 | 炎症反応によって、熱を持ったり赤くなったりすることもある |
打撲の分類(重症度)
ほとんどの打撲は、軽度ですが運動中や交通事故による打撲は症状が強い傾向があります。
また、痛みの度合いに伴い可動域にも制限が出てくるときもあります。
重症度 | 説明 | 例 |
---|---|---|
軽度 | 腫れ・軽い痛みのみ。日常生活は可能 | 小さな青あざ |
中等度 | 明らかな腫脹・皮下出血・筋肉の動作痛あり | 太ももへの打撲 |
重度 | 強い腫脹・出血・筋断裂・骨折の合併も | 交通事故による全身打撲 |
打撲の経過と皮下出血の色の変化
打撲後の皮下出血(あざ)の色の変化は、時間経過で以下のように推移します。
経過日数 | 色の変化 | 説明 |
---|---|---|
初日〜2日目 | 赤〜紫 | 血液成分が皮下に残っている状態 |
3〜5日目 | 青〜濃紺 | ヘモグロビンの分解が進む |
5〜7日目 | 緑〜黄緑 | ビリベルジンなどの代謝産物が出現 |
7日目以降 | 黄色〜消失 | 血液成分が吸収され、自然に消える |
打撲で注意すべきポイント
次のような場合は、医療機関を受診すべきです。
- 動かすと激痛がある、または全く動かせない(骨折・筋断裂の可能性)
- 腫れが急激に広がる、激しい内出血(血腫形成の可能性)
- 圧迫感やしびれ、感覚異常(神経損傷やコンパートメント症候群の兆候)
- 頭部や胸部、腹部の打撲(内部損傷のリスク)
打撲でお困りの方へ
日常生活や運動中、交通事故による打撲でお困りの際には、はっとりはりきゅう接骨院へ一度ご相談ください。
当院では、お身体の状態に合わせた処置、早期回復に必要な処置をさせていただいております。運動復帰までのサポートも行っておりますので、我慢せずにまずは気軽にご相談ください。