大腿部打撲
大腿部打撲とは?
大腿部打撲(もも打ち)は、大腿部の筋肉に外部から強い衝撃を受けた際に生じる損傷です。スポーツや転倒、交通事故などでよく見られる怪我で、筋肉内に血液が漏れ出すことにより腫れや痛みを伴います。
発生原因
打撲の発生原因は、コンタクトスポーツなどを行っている時です。多いのが、人との接触の際にももに膝や腕がぶつかることによって様々な症状を引き起こします。
主な症状
- 痛み:打撲直後から強い痛みを感じることが多く、時間が経つにつれてさらに痛みが増すことがあります。
- 腫れ:打撲部が腫れ、触れると硬く感じることがあります。
- 青あざ(内出血):皮膚の下に血液が溜まるため、打撲箇所に青や紫色のあざが現れます。
- 動きの制限:打撲によって、脚を曲げたり伸ばしたりする際に痛みが生じ、運動能力が低下します。
診断方法
患者さまの症状や受傷の状況を聞き取った上で、視診や触診を行います。
受傷直後の場合には、痛みが強いことが多いですがレントゲン検査では異常が発見できません。徒手検査や触診を元に、状態を確認していくことが一般的です。
治療方法
- アイシング:
- 受傷直後に限り、アイシングは有効的です。ですが、炎症の初期段階のみで継続的にアイシングを行うことは組織の修復に遅れを作り出す可能性があるため、専門家との相談のうえ実施していくことが重要です。
- 薬物療法:
- 鎮痛剤や消炎剤を使用して、痛みや炎症を和らげるケースもあります。基本的には湿布のみではなく、包帯やサポーターを用いた圧迫が重要になります。
- 運動療法:
- 症状が改善してきたら、軽いストレッチやリハビリを行い、筋肉の回復を助けます。無理をせず、徐々に運動範囲を広げていきます。
最終的に競技動作の確認をしてから、復帰となります。
- 症状が改善してきたら、軽いストレッチやリハビリを行い、筋肉の回復を助けます。無理をせず、徐々に運動範囲を広げていきます。
回復期間
軽度の打撲であれば、数日から1週間程度で症状が改善します。しかし、深刻な打撲や筋肉損傷がある場合は、回復に数週間かかることもあります。完治までの期間は、損傷の程度や治療法に依存します。
再発防止と予防
- 防具の使用:スポーツを行う際には、サポーターやパッドを使用して、外部からの衝撃を軽減しましょう。
- ウォーミングアップ:運動前に十分なウォーミングアップを行うことで、筋肉の柔軟性を高め、打撲のリスクを減らせます。
上記の内容は、一般的な処置方法ですので、体や競技に合わせた内容を知りたいという
場合には当院へご相談ください。
当院は、身体の状態に合わせたリハビリや運動を行うようにしております。
体に関して気になることがございましたら、気軽にご相談ください。